2020年11月アーカイブ

「地域的な包括的経済連携(RCEP)協定」が、2020年11月15日、第4回RCEP首脳会議において15か国により署名されました。

主なトマト加工品における交渉結果(合意内容)は以下のとおりです。

 

<主なトマト加工品および合意内容>

① トマトピューレ・ペースト[2002.90-219, 2002.90-229] ・対RCEP参加国;除外

② 調整したトマト(全形・断片状)[2002.10-000]
  ・対ASEAN、豪州、ニュージーランド、中国;段階的に16年目に関税撤廃
                   (9.0% → 無税)
  ・対韓国;除外

③ 調整したトマト(全形・断片状以外)(加糖)[2002.90-100]
  ・対ASEAN、豪州、ニュージーランド、中国;段階的に16年目に関税撤廃
(13.4% → 無税)
  ・対韓国;除外

④ トマトジュース(加糖)[2009.50-100]
  ・対ASEAN、豪州、ニュージーランド、中国;段階的に16年目に関税撤廃
                   (29.8% → 無税)
  ・対韓国;除外

⑤トマトジュース(無糖)[2009.50-200]
  ・対ASEAN、豪州、ニュージーラント;基準税率維持(21.3% → 21.3%)
  ・対中国、韓国;除外

⑥トマトケチャップ [2103.20-010]
  ・対ASEAN、豪州、ニュージーラント;基準税率維持(21.3% → 21.3%)
  ・対中国、韓国;除外

⑦トマトソース [2103.20-090]
  ・対ASEAN、豪州、ニュージーラント;基準税率維持(21.3% → 21.3%)
  ・対中国、韓国;除外
 

なお、農林水産省からの情報によると、TPP11、日欧EPA、日米貿易協定等において、トマトピューレ・ペーストの関税が撤廃される2023年度までは、同品目の関税割当制度は継続する見込みとのことです。

RCEPに関する合意概要及び品目別の交渉結果概要は、下記、農林水産省のウェブサイトに公表されておりますのでご参照ください。

◇農林水産省HP

「地域的な包括的経済連携(RCEP)協定について」

https://www.maff.go.jp/j/kokusai/renkei/fta_kanren/f_rcep/index.html

 

「畜産物、園芸作物等の品目別の交渉結果概要(担当:生産局)

https://www.maff.go.jp/j/kokusai/renkei/fta_kanren/f_rcep/attach/pdf/index-21.pdf

 

 

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